VAT支払い不要?海外ショッピングの付加価値税のはなし

海外でお買い物をするとよく出てくる付加価値税(VAT)。日本の消費税のようなもので、海外在住者は現地のVATを支払う必要はありません。

でも、そもそも価格に組み込まれているVATをどうやったら払い戻せるのでしょうか?
また、海外通販の場合でも免税は適用されるのでしょうか?

今回は海外ショッピングする前に知っておきたいEUの税金の支払いはなし解説していきます。

VATとは

VAT(読み方「ヴィ・エィ・ティ」)とは、Value added taxの略で、付加価値税を意味します。

付加価値税とは、日本の消費税にあたるもので、商品やサービスの付加価値に応じた分だけ加算される消費税です。

VATの税率は3種類

EU内で売買されるすべての商品やサービスがVAT課税対象です。税率は、標準税率、軽減税率、無税の3つに分かれています。

  1. 標準税率(15%以上):ぜいたく品が対象
  2. 軽減税率(5%以上):インフラや食料品など、毎日の暮らしに必要不可欠な商品やサービス、また子ども用品、書籍が対象
  3. 無税(0%):国民健康保険など

EUでは、VATの標準税率は15%以上、軽減税率は5%以上と定められており、国によって、また商品によって税率が異なります。

輸出目的で販売されている商品や海外の顧客に販売されているサービスはVATを支払う必要はありません

参考:What is VAT?

国ごとに異なるVAT税率

現地でVAT還付手続きをする方法

現地でお買い物をする場合は、販売価格の中にVATが組み込まれているため、VATなしでの支払いができません。

そのため、VATの払い戻しを受けるには、必要な手順と書類をもって輸出することを証明する必要があります。

VATの還付が受けられる対象者

  • 一時的にEU域内に滞在している
  • EU域外に住所がある

VAT還付手続きの流れ

  • STEP.1
    Tax Freeのお店でお買い物する

    “Tax Free”または”VAT Free”のサインがあるお店でお買い物をします。VAT免除を受けるために、ショップの定める最低購入金額を確認します。

    ※Tax FreeやVATの表示がないお店で購入しても、還付を受けることができません。

    免税サービスを行っている店舗を調べられるアプリはこちら

  • STEP.2
    VAT還付申請用紙をもらう

    VAT免税店など一部のショップではその場で還付を受けることができますが、多くの場合、第三者機関を通して返金されます。

    必ずお買い物当日に払い戻しのための書類を入手します。

    必要なもの:パスポート

  • STEP.3
    領収書を保管しておく

    Photo by Luka Siemionov from Pexels

    出国の日までレシート、申告書類は大切に保管しておきます。
  • STEP.4
    空港・港湾の税関に申告する

    税関職員に以下のものを提示し、書類にスタンプを押してもらいます。

    申告に必要なもの

    • インボイス(レシート)
    • VAT還付申請書
    • 購入した商品
  • STEP.5
    払い戻しカウンターへ行く

    払い戻しカウンターへ行き、税関でもらったスタンプ付きの書類を提出します。

    払い戻しの際は、手数料が引かれた額で払い戻しされます。

    還付額を確認する場合はこちら

     

海外通販でVATの免除を受ける方法

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Q 日本から海外通販で買い物をする場合も、VATの免除は受けられる?

はい、免税でお買い物できます。しかし、国際発送を行っていない現地向けの通販サイトを利用する場合は、現地の転送用倉庫へ納品したことになるため、VATが課税されてしまいます。

Q 海外通販でVATが課税された場合、払い戻しはできる?

いいえ、払い戻しはできません。一度輸出されてしまうと、輸出書類を書き換えることはほぼ不可能となるため、返金ができません。

では、これらを防ぐためにどうすればいいのでしょうか?

VAT免税で購入する方法

1.日本へ直送してくれる通販サイトで購入する

国際発送を行っている通販サイトではVATが免除されています。ただし、一度利用する前にサイトの国際発送に関する規約を確認しておきましょう。

2.手続きをしてくれるかどうか問い合わせてみる

海外へ直接発送していない、現地向け通販サイトではVATの免除を行っていない可能性があります。その場合は、注文する前に免除してくれるかどうか確認してみましょう。たった1度確認するだけで、手続きしてくれるとなれば御の字です。

3.転送業者へ購入代行を依頼する

業者は限られてしまいますが、VAT免税価格で購入代行をしてくれる業者があります。この場合、手数料を払うだけで免税価格で購入できるので、1番目と2番目がダメだった場合に試してみるといいかもしれません。

  • Forward2me(イギリス):購入代行手数料が10%

 

まとめ

いかがでしたか?『VAT支払い不要?海外ショッピングする前に知っておきたい付加価値税のはなし』をお届けしました。

欧州の付加価値税は15%以上もありますが、EU圏外に居住している方は支払う義務がありません。それを知らずにお金を払ってしまうと、非常にもったいないですよね。

ぜひ旅行中の出費であれ、個人輸入であれ、お金を大切に、賢くお買い物をしていきましょう。

参考:Guide to VAT refund for visitors to the EU – European Commission

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