イギリスやドイツ、フランスの通販サイトから日本へ荷物を取り寄せたいけれど、どの転送サービスを利用すればいいのかわからない、という方のためにおすすめの業者を紹介していきます。
ヨーロッパの転送サービスを選ぶコツ
大抵の通販サイトは隣国へ発送している
ヨーロッパの転送サービス選びで重要なのは、「販売店のある発送国で選ばないこと」です。
ヨーロッパの通販サイトは自国内だけでなくヨーロッパ各国へ発送していることがほとんどです。
販売国の消費者にしか発送していない場合は、もちろんその国の業者から選ぶ必要がありますが、イタリアであろうとフランスであろうと、たいていの場合は隣国へ発送しています。
ですから、販売国の転送サービスに絞って業者を探すことに意味はありません。むしろ絞り込んで転送業者を探そうとするほど、優良な業者を見つけ出しにくくなってしまいます。
まずは利用しようとしている通販サイトがどの国へ発送しているのか調べてみてください。
ヨーロッパから取り寄せる際にかかるお金
転送サービスを利用してヨーロッパから日本へ商品を取り寄せる際には、以下5つの費用が掛かってきます。
- ヨーロッパ域内の送料
- 転送用倉庫のある国のVAT(付加価値税)
- 転送業者の取り扱い手数料
- 日本までの国際送料
- 日本の輸入関税・消費税
ただし、個人輸入の場合1と5は無料で利用できることが多いので、EU送料+VAT+国際送料の3つを重ね合わせたうえで、どの国の転送サービスを利用するのか判断していくといいでしょう。
1.forward2me(イギリス、ドイツ)
VAT免税 危険物可
EU唯一の免税倉庫を構える最大手の転送業者
forward2meのイギリス免税倉庫を利用すると、VAT(付加価値税)約20%が削減できるので、とってもお得。送料がやや高いとの声もありますが、免税が利くので100ポンド以上の商品であれば、最も安く日本へ取り寄せられます。イギリスだけでなくEU各国の販売店からも商品の受け取りが可能。日本の利用者も多く、ビジネス利用にもおすすめです。
登録費用 | 月額費用 | 保管料 |
---|---|---|
無料 | 無料 | 30日間無料 |
- イギリスから最も安く商品を購入したい
- 香水、バッテリー、可燃物など危険物を取り寄せたい
- プロフェッショナルなサービスで安心して利用したい
2.TipTrans(イギリス、ドイツ、チェコ)
お買い物代行 商品リサーチ
ドイツ・チェコから格安で取り寄せられる
TipTransは世界5か所、EU圏内にはチェコ、ドイツ、イギリスの3か所に倉庫を構える香港系の業者。ドイツ、チェコから日本までの国際送料がお得に利用できるほか、お買い物代行をはじめとするオプションサービスがお手頃価格で利用できるのが特徴です。
登録費用 | 月額費用 | 保管料 |
---|---|---|
無料 | 無料または有料 | 30日間無料 |
- ドイツ、チェコから最も安く荷物を送りたい
- 現地のストアでお買い物をしてきてほしい
- 探している商品が見つけられず困っている
3.Buyandship(イギリス)
日本語可
はじめての転送には日本語が利用できると安心かも
香港発の転送サービス「バイ・アンド・シップ」。日本語が利用できるため、使いやすさは一番。イギリスから週2回(火・金)香港を経由して日本に到着(所要日数は2週間)。料金体系はシンプルだが容積重量も適用されるので、中型以上のもの、かさばるものを送る場合には注意が必要。返品対応は不可。
登録費用 | 月額費用 | 保管料 |
---|---|---|
無料 | 無料 | 30日間無料 |
- 日本語で気軽に利用したい
- 1万円未満の小型のものを英国から安く取り寄せたい
4.Easy Delivery(フランス)
フランスの転送サービスを利用したいならココ
衣類など小型で5㎏までの荷物なら割安プランが利用可能。登録料・住所の取得は無料ですが、保管料が毎日加算されていきます。利用する際は平日の午前中に配送指定するなど、戦略的に。シンプルな転送として利用するのにおすすめです。
初回送料が20%OFFになる新規登録リンクはこちら。
登録費用 | 月額費用 | 保管料 |
---|---|---|
無料 | 2€~/月 | 1,50 €/日 |
5.BetweenBox(フランス)
フランスの通販サイトでの代理購入手数料が注文代金の10%または10ユーロにて可能。無料サービスには、商品の詳細な写真、60日間の無料保管、厳重な梱包、インボイスの削除、靴箱の除去が含まれる。日本までの送料が高いので、どうしてもフランスから取り寄せる必要がある人のみにおすすめします。
登録費用 | 月額費用 | 保管料 |
---|---|---|
無料 | 無料 | 60日間無料 |
- フランスの通販サイトへ購入代行してほしい
- フランスから荷物を受け取る必要がある
6.myGermany(ドイツ)
VAT免税 大型貨物可 郵便物可
ドイツ転送サービスと言えば「マイ・ジャーマニー」
価格はやや高めながらも、最も利用者が多く最も評判が良いドイツの業者。検品・おまとめ等を無料で提供している他、書類や手紙などのスキャン・転送から、車や家具など大型貨物の配送まで手配可能。利用料は10%のコンシェルジュサービス(購入代行)を利用することで、VAT免税価格で購入可能。
登録費用 | 月額費用 | 保管料 |
---|---|---|
1€ | 無料 | 60日間無料 |
- ドイツで高額商品を免税で購入したい
- 専門的な輸出入サービスを受けたい
- 迅速に安心して商品を取り寄せたい
7.Parcl(ヨーロッパ各国)
世界中から取り寄せられる転送コミュニティ
Parclはオーストラリア発の転送代行コミュニティ。世界各国にいるメンバーに荷物を受け取ってもらい、日本へ発送してもらう。利用者は商品の購入依頼をすると業者から見積もりが届き、合意して利用するという形式。購入代行かつ個人間取引となるため、費用は高めだが、利用したい国に転送サービスがない、評判が悪いといった場合、あるいは転送業者の倉庫へ発送してくれない通販サイトから購入したい場合には利用価値大。
登録費用 | 月額費用 | 保管料 |
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無料 | 無料 | ー |
- イタリアやスペイン、北欧などから商品を取り寄せたい人
- 通販サイトが転送業者の倉庫へ発送してくれないで困っている
ヨーロッパのイチオシ転送業者はココ
あなたがEU圏内から商品を購入して日本に取り寄せたいという場合、例え送料が最安値であったとしても、VAT(付加価値税)の有無で最終的に支払う金額が大きく異なってきます。
どのくらい異なるかというと、1万円の購入で約2,000円分です。高額であるほどこの差はどんどん開いていきます。
だからこそ、免税倉庫のあるForward2meが圧倒的に有利です。評判の良さはEU内で断トツです。
ただし、低価格で小さなものを送る場合には高くついてしまうので、その場合はTipTransやBuyandshipも検討してみてください。
- EUから免税かつ最安値で取り寄せたい→forward2me
- ドイツ・チェコから最安値で発送したい→TipTrans
- ドイツから様々なものを取り寄せたい→myGermany
- すべて日本語で利用したい→Buyandship
- フランスから20%割安で取り寄せる→Easy Delivery
- フランスから代理購入で取り寄せたい→BetweenBox
- 転送倉庫へ発送不可の通販サイトから購入したい→Parcl
状況に合わせて、重視すべきサービスを提供しているかです。ぜひあなたにピッタリの業者を見つけてください。